LIXILグループ(東京都千代田区)は2月1日、2016年3月期第3四半期決算を発表した。累計の連結業績は、売上高が前年同期比11%増の1兆3573億円、営業利益が75%増の596億円で過去最高を記録した。営業利益率は1.6ポイント増の4.4%だった。
増収の主な要因はGROHEの新規連結と、2013年に買収したAmerican Standard Brandsの継続的な売上増によるもの。国内事業では、リフォーム売上が前年同期比10%増となったのに加え、新築住宅向け売上が下期に増収に転換した。
2016年3月期通期の業績予想は変更せず、売上高が1兆8550億円、営業利益が620億円としている。
部門別では、水まわり事業(LWT)の売上高が9%増の38億7300万ドル、事業利益が26%増の4億1900万ドル、事業利益率が11%だった。グローバルブランドの展開により大幅な増収を達成したほか、日本ではリフォーム売上が11%増となり、商品ミックスと売価の改善、コスト削減により利益率も改善した。
サッシ、インテリア、エクステリア事業(LHT)は、売上高が3%減の4490億円、事業利益が21%増の361億円、事業利益率が8%だった。コスト削減によって円安の影響を相殺し、粗利益率の向上に貢献した。
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