住宅建材やリフォーム製品を展開する城東テクノ(大阪府枚方市)は、常に顧客の現場の声を生かし、常識にとらわれない自由な発想で開発・製造を行う。屋根の形状を選ばない樹脂製軒天換気材「Freave」もそんなユニークな製品の一つ。「Free」(自由)+「Eave」(軒)という開発コンセプトから生まれたもので、軒ゼロでも、軒ありの場合も、切妻屋根の妻側や片流れ屋根の水上側にも使用可能なことから製品名を得た。
特徴は、取り付け後の見付寸法が15mmと非常に薄く「目立たせない」意匠。受け材と換気部材が一体になっている。また、有効換気面積が120.5cm2/mと大きく、スムーズな小屋裏換気を実現し、寒冷地の「すが漏れ」対策としても有効。
本体の長さは910mm。フリーヴ本体同士のジョイントはなく、突きつけにて施工し、長さ調整のカットを行う。カット面の小口が外側になる場合には別売りの専用エンドキャップを取り付けて使用する。フリーヴ施工時にシーリング材などは使用せず、本体下部についている発泡体をサイディングで押し上げて5mm以下に圧縮するように施工し、水密性を確保する。
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