TOTO、大建工業、YKK AP(=TDY)はこのほど、3社の製品を採用した増改築事例を表彰する「TDYリモデルスマイル作品コンテスト2015」の入賞作品を決定した。
全国最優秀賞に選ばれたのは安藤嘉助商店(岡山県倉敷市、安藤辰社長)の「田の字の和室を家族の集うLDKへと大胆再生」。
築60年超の純和風住宅の和室を吹き抜けのあるLDKにリフォームして通風・採光・動線を確保。シーンや用途に応じてキッチンを隠せる6枚建具をLDKの中央に配置した。
審査員からは、既存の梁を活かしたダイナミックな空間づくり、漆喰と木部の色のバランス、薪ストーブ、6枚建具、古い建具の再利用などが評価された。
応募総数は約3200件で、計89件が入賞。ここ数年、作品のレベルが上がっており、インテリアや色づかいにも配慮したトータルコーディネートの重要度がかなり浸透しているという。
また、商品をただ使うのではなく、ひと手間かけた工夫が随所に見られたとする。
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