国土交通省は1月28日、国土審議会の土地政策分科会企画部会で今後の土地政策の基本的な方向性を示した。宅地利用が中心だったこれまでの手法を見直し、緑地などの空間的な価値や成長産業による新しい土地利用などを進めていく。
人口減少局面で、人口増を前提としたこれまでのような宅地開発は無理が生じるとし、ストックの活用や適正な維持管理を促していく。空き家や空き地が増えるなか、所有よりも利用を重視した施策を進める方針だ。
都市のコンパクト化をベースに、災害リスクの高い危険な土地の利用を抑制するなど、より選別的な利用を進めていく。
6月をめどに部会としての取りまとめを行う予定。