三共(大阪市北区)のPVC(塩化ビニル)製仮囲い「プラットウォール」は、軽量で持ち運びやすく、ワンタッチ式の専用クランプで取り付けも簡単という施工性の高さが評価され、国土交通省の運営するNETIS(新技術情報提供システム)登録で業界初のNETIS-VR登録を実現した。「VR」評価は、事後評価済み技術に与えられるもので、実際に活用されて一定の評価が得られた上で継続調査等の対象となった技術への評価を示す。
「プラットウォール」は1m2あたりの重量が4.3kgで、鋼製品にくらべて63%の軽量化を実現。高さが2000mmの「プラットウォール2000」の場合、1枚が5.4kgで、一度に複数枚の持ち運びができる。ワンタッチ式のクランプはパネル同士をクランプでカチッとはさむだけで、組み立ても解体も簡単に行うことができる。
また、トラス構造を採用していることから強度と加工性を両立した。荷重試験では300kgfの荷重を加えても専用クランプが外れることのない強度を証明しており耐風性も備える。さらに一般的な防音シートに比べて防音製が高く、近隣対策に有効。電気絶縁性・防炎性・耐食性があり、鉄道・屋内・港湾などの現場でも利用できる。
素材となるPVCは樹脂性で、鋼製にくらべて素材感がやわらかく、表面に突起や凸凹がないフラットな連結構造のため、通行者の衣類や身体に引っかかる事故も防ぐことができる。
1枚の寸法は、幅が630mm。一般的な500mm幅に比べて、施工・費用面でも効率的に広範囲を囲うことが可能となる。
製品バリエーションは、高さ2000mm、幅630mmの「プラットウォール2000」をはじめ、高さ3000/4500mmのものや、幅150mmの調整パネル(「プラットウォール2000/3000」)、景観に調和する「プラットウォール“和風”2000/3000」も揃える。
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