東京商工リサーチ(東京都千代田区)は1月22日、2015年の「休廃業・解散企業」動向調査結果を発表した。2015年の休廃業・解散件数は前年比2.4%減の2万6699件だった。2年連続で前年を下回ったものの、後継者問題やビジネスモデルの不透明感で、事業継続を断念する中小企業が依然として多いという。2015年の企業倒産は25年ぶりに9000件を下回ったが、休廃業・解散件数との合計は3万5000件以上と高水準での推移が続いている。
産業別では、建設業が6856件で最多。前年比6.0%減と減っているが、「受注の先行懸念や人手不足、労務費などの高騰もあり、余裕のあるうちに事業継続を断念したケースが多いとみられる」(同社)。
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