住宅用断熱材ポリスチレン押出ボードやビーズ法ポリスチレン事業などを手がけるJSP(東京都千代田区)は、木造住宅用断熱材「ミラフォーム」の製造・販売を展開する。「ミラフォーム」はビーズ法ポリスチレンフォームでしか実現できなかった形状を独自の技術により製品化したもので、吸水もほとんどなく安定した断熱性能を維持できるという。
ノンフロン対応の同製品は、改正建築基準法「シックハウス対策」においてホルムアルデヒドを一切使用していない分類の表示品となっている。また、グリーン購入法特定調達品目(断熱材)適合品にも登録されている。
その「ミラフォーム」の性能を有効に引き出した木造住宅用充填断熱材「ミラネクスト」は、独自の形状で垂木・根太にフィットし、特殊スリット加工により作業性も高い製品。さらに熱伝導率0.022W/m・Kで断熱性能の高い「ミラネクストΛ(ラムダ)」は、通気層30mm以上の確保が望ましいとされる屋根の充填断熱で使用することで、十分な通気層確保が可能になる。根太間の充填断熱でも、断熱材厚さの制約を受けず、根太材の変更も必要ない。
さらに同社では、大引間割付断熱工法に対応した「ミラフォーム」「ミラフォームΛ(ラムダ)」のプレカットも手がける。顧客から提供されるプレカット図面を元に裁断加工を行い、指定の場所に納品するサービスで、顧客側はカット作業が不要になり、端材や余剰も出ないため費用の削減につながる。また施工工程が簡略化されることで施工時間の短縮と人件費の削減も実現する。
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