壁用レンガの輸入・販売・施工を手がけるスマート・ブリック(東京都大田区)が展開する新世代のレンガ外観システム「スマートブリック・ウォール」は、使用材料がシンプルで、切断・取り付けなどの現場作業が簡単なため、作業効率が高く、施工者の習熟が早い等のメリットがある。
同システムで採用する乾式レンガ工法は、高温で焼成した25mmの比較的厚いレンガを使用しており、その高い防火性能から防火認定を取得。また、一般的に使用される亜鉛めっき鋼板やガルバニウムの鋼板より高耐久のメッキ鋼板の「レンガ留付け金具」を合わせて使用することで、高い耐久性と耐震性を備える。東日本大震災では、震源地に近い一部の建物でレンガ・目地モルタルのひび割れが見られたものの、剥離・脱落などの深刻な例は報告されなかったという。
「スマートブリック・ウォール」で使用するレンガは、オーストラリアの最新設備で作る「押出し成型」によるレンガを採用。焼きあがったレンガの両面をカットするダブルフェース(DF)が基本で、希望に応じてシングルフェース(SF)の注文も可能。焼きあがったレンガは、1個ずつ切断しながら、検査・選別した上で日本に向けて輸送される。
製品のバリエーションは、「コロニアルシリーズ」、「デザイナーズシリーズ」、「クラシックシリーズ」、「ロックフェイスシリーズ」の4種類。各シリーズに多彩なカラーを揃える。
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