土木・建築資材の製造・加工・販売などを手がける三井化学産資(東京都文京区)は、1液型エアゾールタイプの硬質ウレタンフォーム「ハイプレンフォーム」に防蟻性を付与した「ハイプレン防蟻フォーム」と、軟式ポリウレタンを使用した「ハイプレン弾性フォーム」を展開している。
「ハイプレン防蟻フォーム」は、ノンフロン・ノンVOC(揮発性有機化合物)タイプで、ホルムアルデヒドを発散させる物質は一切使用していない、地球環境に配慮した製品。気密補助材として使われる。
その特徴は(1)シロアリが防蟻フォームを食べることで殺虫効果を発揮し、きめ細かな気泡で優れた断熱効果をもつ、(2)ほとんどの材質に強固に接着し、ひび割れ、すき間の深部への注入も容易なため、補修材・気密シールとして最適、(3)エアゾールタイプで誰でも簡単に使用でき、硬化後のフォームはカッター等で削れ、仕上げが簡単、現場施工が短時間で済む。
玄関周囲やユニットバス取り付け部、外側配管周囲、基礎天端と断熱材(ボード)の隙間、基礎と配管周囲など、シロアリの被害を受けやすい部位に使用する。
「ハイプレン弾性フォーム」は、1液型発泡硬質ポリウレタンフォームと比べて追随性、柔軟性、気密性、作業性が向上した製品。床・壁材の接着・固定やシーリング、線膨張の異なる個所の隙間充填、窓枠サッシ周りの隙間充填など幅広く使われる。
同製品の特徴は(1)構造物の動き(木材の収縮等)に追従し、発泡体の接着面からの剥離や破壊がない、(2)窓枠とサッシの隙間も柔軟に埋め、部材の経時変形に追従するので、窓枠の下地やサッシを傷めることがない、(3)壁面において垂れがなく、保持性に優れる、(4)木の構造物に対してスチールやアルミ、塩ビ、各種断熱材、コンクリートなど材質が異なる面材を使用する場合にも強力な接着力を発揮する。
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