パッシブエネルギージャパン(東京都品川区)は2012年4月から販売している熱交換換気システム「せせらぎ」の新型ファンユニット「ガウスファン」を2015年11月に発売した。従来品から進化した新型ファンは、磁界を利用し、振動や騒音を吸収する新しい設計を採用。消費電力は38%減の1.8W、風量は37.5%増の80m3/hとなり、無駄な振動と空気抵抗を低減した。最大熱交換率は93%を達成している。
同社のオリジナル製品である「せせらぎ」は、ダクトレスのため、太いダクトを這わしたり、室内機を置くための機械室を設置する必要がなく、ダクト経路の制限がなく自由な設計が可能。壁部分に換気システムを個別に設置するだけなので取り付け工事も簡単で、ドライバーなどの工具を一切使用しないで分解が可能なことから、プロに依頼せず自分で清掃メンテナンスができる。また、汚れが溜まるダクトがないことから、きれいな空気を保てる。
さらに、内蔵されている多孔質セラミック製蓄熱エレメントが、空気の熱とともに空気中の水蒸気も捕集して調湿効果を発揮し、屋内の湿度を季節に合わせてちょうど良いレベルに保ち、過乾燥や結露、結露によるカビ・ダニの繁殖を防ぐ効果がある。
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