市場調査機関のミック経済研究所(東京港区)が行った国内のエネルギーマネジメントシステム(EMS)市場に関する調査結果によると、2015年度は電力小売り全面自由化を控えHEMSなど住宅向け市場が21.1%増と大きく成長するという。
同社の推定では、2015年度の住宅向けEMSの市場規模は、戸建て住宅向けが約119億円、集合住宅向けは約44億円で、合計163億円。住宅用太陽光発電システムの導入をきっかけとする需要は一巡したものの、大手ハウスメーカーを中心にHEMSを積極的に導入するトレンドがあり、2016年以降も高成長続くという。
産業・業務向けも含めた全体では約3812億円になるという。
調査結果の詳細は「IT活用によるエネルギーマネジメントシステム・ソリューション市場の現状と展望2015年度版」として発刊されている。
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