国土交通省は12月24日、同日閣議決定された2016年度当初予算案に盛り込まれた事業の概要を公表した。住宅関連事業では、政府の三世代同居支援の方針にそって事業内容の拡充が盛り込まれた。
地域の工務店グループによる高性能住宅の建設を支援する「地域型住宅グリーン化事業」は、2015年度の内容に加え、2015年度補正予算案に盛り込まれた三世代同居対応住宅への1戸あたり30万円の加算を継続実施する。また、建築物省エネ法の施行で始まる「性能向上計画認定住宅」も対象に加える。
長期優良住宅化リフォーム推進事業でも、補助対象の工事に三世代同居対応工事を追加。三世代同居改修工事については1戸あたり50万円を上限として補助を行い、三世代同居改修工事を含む場合は、全体の補助上限(長期優良住宅認定並みの場合は上限200万円、それ以外の場合は100万円)もそれぞれ50万円引き上げる。
対象となる三世代同居対応工事は、キッチン、浴室、トイレ、玄関のいずれか2つ以上が複数となる工事。
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