国土交通省は、建設業における女性の活躍推進への取り組みの一環として、建設業における女性の活躍に関する取組の実態や意見等についてのアンケート調査を実施し、結果をとりまとめて12月22日に公表した。建設業5団体等を通じて会員企業等に回答を依頼したもので、回収数は1588件だった。
「女性活躍を推進するうえでの問題や課題」についての質問では、「体力が必要な工程が多く、女性の担当業務が限られる」が52.7%で最も回答が多かった。そのほか、「女性は時間外労働等させにくいイメージがある」(38.7%)、「家庭との両立をフォローアップするための人員の余裕がない」(36.3%)、「休業中の代替要員の確保が困難」(34.7%)などが上位だった。
「女性活躍支援に向けた取組の有無」に関する質問では、「現在、取組を行っていないし、当面は行う予定もない」が35.7%で最も多かった。「現在、取組を行っていないが、今後行う予定である」(34.7%)と「取組を行っている」(29.6%)を合わせた割合では64.3%で半数を大きく超えた。
「自社にとって女性活躍を推進することの意味」についての問いでは、「企業(業界)のイメージアップ」が65.5%、「就職希望する女性の増加」が40.4%、「企業におけるダイバーシティ推進の契機」が39.1%だった。
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