日本建築センターは、第13回新建築技術認定委員会(委員長・岡田恒男東京大学名誉教授)を開き、太平洋マテリアルと大棟総業の「溶接・溶断花火による燃焼拡大の可能性を低減する被覆断熱材」を新たに認定した。
建築現場で溶接・溶断火花による火災を防止するため、現場発泡プラスチック系断熱材の表面を、薄い吹き付け材で被覆した断熱材の技術。環境負荷低減の観点からも評価され、認定を受けた。
委員会では、有識者委員会で検討してきたノンフロン断熱材の認定基準についても報告された。同基準の適用範囲は、建築物または建築設備に使用する発泡プラスチック系断熱材。評価基準は、ノンフロン断熱材の品質(オゾン破壊係数がゼロ、施工性が良好など)と環境に配慮していること―などで、すでに認定の受け付けを開始している。
問い合わせ先は同センター建築技術研究所開発課電03−3434−7163まで。
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