ムトーエンジニアリング(東京都世田谷区)は、比較的安価なFDM方式による3Dプリンター出力サービスの提供を開始した。ハウスメーカーや中小工務店、建築事務所向けに建築模型として提案する。これまでは、「フルカラー石膏タイプ」や高精細プラスチックを用いた「樹脂タイプ」による出力サービスを行っていた。
同社はMUTOHホールディングス(東京都世田谷区)傘下の企業で、設計や製図機器やCADソリューション事業、3Dプリンターの製造・販売を展開している。
同サービスは、CADデータやSTLデータがなくても、平面図や立体図といった紙図面から依頼することが可能。立体的な同モデルに家具を配置したり、天井や外壁を着色させながら商談を進めることで、完成後の住まいをイメージしやすくなるという。価格は個別見積もりだが、住宅モデルの50分の1、75分の1、100分の1サイズで、税別で2万円~5万円を想定している。
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