猫と暮らせるシェアハウス「ねこシェアハウス299」の人気が高まっている。合同会社メリット(東京都千代田区)が運営するもので、今年4月に第1弾を練馬区平和台でオープンし、12月には板橋区小竹向原で第2弾をオープン、内見の受け付けを開始した。
第1弾「ねこシェアハウス299 myu house平和台」は、住人募集から約2カ月で満室となり、現在は20~40代の社会人を中心に女性5人と猫5頭が仲良く暮らしている。第2弾の「ねこシェアハウス299 myu house小竹向原」は定員6名、猫は6頭受け入れ予定だ。これまでのところ両シェアハウスとも女性の住人限定で展開しているが、男性からの問い合わせもあるという。
空き家戸建てを、猫と人が共に暮らしやすいようにリフォームし、猫は完全室内飼い、脱走防止対策をしっかり行うことで周囲への影響を最小限に止める。臭い対策、シックハウス対策として、シェアハウス内の壁は自然のものだけで作られた漆喰(石灰クリーム)を施した。
シェアハウスに迎え入れる猫は、「NPOねこけん」の預かりボランティアとして預かる保護猫。定期的に譲渡会に参加し、里親が見つかるとシェアハウスを卒業していく。
「ねこシェアハウス299」は、これまでクラウドファンディングも実施して支援者を多く得るなど人気が高い。今後は1年に1軒のペースで展開していく考え。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。