ポラスグループで分譲住宅を企画・販売する中央住宅(埼玉県越谷市)は、同グループが主催した学生向け建築コンペの応募作品をベースにした分譲戸建て住宅の販売を開始した。玄関の周辺スペースに坪庭を設け、そこに連なる和室空間と一体化させることで、家族や来客との新しいコミュニケーションのあり方を提案する。販売は好調で、高額価格帯での展開ながら販売開始2週間で全10棟中8棟が売約済みという。
同住宅は中央住宅が三郷市で分譲する三郷中央プロジェクト「ミライズ三郷中央」の第11次販売分。住宅の設計にあたって、第1回コンペの応募作品458の中から東京工業大学大学院に在籍する児玉理文氏の作品「斜め玄関の家」の提案を取り入れ、同社の商品開発担当と1年かけて具現化した。
分譲住宅では敷地の制約から玄関は小さくなりがちだが、その制約の中で新しいコミュニケーション空間として玄関を商品の核に据えた。販売価格は3880万円~5180万円。
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