内閣府は11月30日、今年10月1日〜10日に実施した「住生活に関する世論調査」の概要を発表した。「住宅を所有したいか」との問いに対して、「所有したい」とする回答は、前回調査(2004年11月)から4.1ポイント減少して74.9%となった。「住宅を購入するとしたら新築か中古か」との質問では、「中古」(戸建、マンション)が6.5ポイント増の9.9%に支持を広げた。「新築」(戸建、マンション)は73.0%と依然支持は高いものの、前回調査と比べて9.2ポイントの減少となった。
住宅を「所有したいと思う理由」では、「同じところに安心して住み続けたいから」が2.9ポイント増の58.1%、「子どもに財産として残したいから」が1.2ポイント増の10.4%とそれぞれ支持を伸ばした。
住宅を「所有する必要はないと思う」理由では、「家族の状況の変化(子どもの独立や転勤など)に合わせて自由に住み替えたいから」が1.1ポイント増の19.2%となる一方、前回の調査で最も支持が高かった「多額のローンをかかえたくないから」が7.7ポイント減の20.9%と後退した。
所有するなら「中古がよいと思う理由」では、「住みたい場所に住宅を購入するためには、中古住宅の価格の方が手が届きやすいから」が61%で最多。「中古住宅を購入しておいて、時期をみて建替えやリフォームをする方が、資金計画などに無理がないから」は前回調査から2.2ポイント増加して29.7%となった。
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