世界的な建築家・フランク・ロイド・ライトのデザインを取り入れた住宅「オーガニックハウス」をネットワーク展開する日本オーガニックアーキテクチャー(名古屋市)は、普及価格帯の住宅商品「オークス」を開発した。ボリュームゾーンでも購入可能な価格帯に設定し、狭小敷地にも対応可能なコンパクト設計が特徴。消費増税による駆け込み需要対策として短期間でも販売可能な住宅として中核商品に位置づける。
通常のオーガニックハウスは3000万円以上の中高額層が主なターゲットだが、新商品「オークス」は2000万円台に価格を設定。ライトのデザイン・理念や性能を踏襲しながらも、仕様を見直し、凝った造りをオリジナルパーツ化することで施工手間を増やさず、価格を抑えながら独自性を出す工夫をしている。
販売方法も変える。同ネットワークは展示場を使った販売が中心だが、新商品は展示場がなくても売れるように、営業マニュアル・ツールなどを充実。経験の浅い営業マンでも販売しやすいようにしている。
当面は、主力である「プレーリー」と「ユーソニアン」のデザインを取り入れた2商品で展開するが、デザインのバリエーションは順次拡充していく。2016年4月に和のテーストを取り入れた商品と伝統的なテーストの2タイプを追加する予定。
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