林野庁がまとめた15年木材輸入実績によると、木材輸入額は前年比1%減の約1兆1500億円だった。主要輸入先(輸入額上位10カ国)の円ベースでの増減は、中国、オーストラリア、ロシア、南アフリカ、ニュージーランド、フィンランドが前年より増加。カナダ、インドネシア、マレーシア、米国、チリは減った。
輸入木材のうち、最も輸入量が多い丸太は、前年と同じ1264万m3で、輸入額は前年比4%減の1915億円。製材の輸入量は、前年比3%増の885万m3、輸入額は対前年比2%増の3099億円となった。
インドネシアとマレーシアの2カ国で全体の91%を占めている合板は、前年比9%減の422万m3を輸入。輸入額は対前年比11%減の1710億円で、数量、金額ともに減った。
集成材は前年比12%増の72万m3を輸入。輸入額も対前年比16%増の406億円となった。特に中国からの輸入量は前年比83%増の14万m3、輸入額も対前年比52%増の93億円と急増した。
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