国土交通省は11月20日、2014年度空家実態調査の集計結果をとりまとめて発表した。それによると、調査を実施した戸建て空き家等(居住世帯のない住宅、一時現在者のみの住宅を含む)について、調査時点で人が住んでいる空き家等は31.3%、人が住まなくなってから5年以上経過しているものは36.4%だった。
調査時点で人が住んでいない戸建て空き家等の利用状況は、一時現在者のみ・二次的住宅(昼間だけや週末・休暇時などに所有者等が利用している住宅)が40.7%、賃貸・売却用の住宅が11.0%、その他の住宅(物置、長期不在、取り壊し予定の空き家等)が42.0%だった。
調査時点で人が住んでいない戸建て空き家等の今後5年程度のうちの利用意向は、「所有者やその親族が利用する」が 22.9%、「賃貸する」が6.1%、「売却する」が8.8%、「空き家にしておく」が21.5%、「取り壊す」が11.2%、などだった。賃貸・売却する場合の課題は、「リフォーム費用がかかる」が29.1%、「設備や建具が古い」が27.2%、「住宅が傷んでいる」が25.0%だった。
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