国土交通省は、住宅性能表示制度の2月末現在の実施状況をまとめた。交付実績は、「設計住宅性能評価」が1万2355戸で前年同月比47・8%増、施工・完成段階の検査を経て評価する「建設住宅性能評価」が9064戸で同38・5%増えた。
住宅生産課では「調査開始以来、性能表示の実績数は毎月高い割合で伸び続けている」としたうえで、「全新築住宅の5割(現在は約1割)を目標に、引き続き制度の普及を図りたい」と話す。
設計住宅性能評価の申請件数は、戸建て住宅が3373件、共同住宅が7676件の合計1万1049戸。うち評価書を交付したのは戸建てが3318件、共同住宅が9037件だった。
一方、建設住宅性能評価の申請件数は、戸建てが2690件、共同住宅が5845件の合計8535戸。うち評価書を交付したのは、戸建てが2734件、共同住宅が6330件。
12年10月に制度運用を開始して以来、累計で設計住宅性能評価28万6289戸、建設住宅性能評価12万7472戸に評価書を交付している。
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