積水ハウス(大阪市北区)は4階建ての重量鉄骨造「βシステム構法」で「型式適合認定」「型式部材等製造者認証」を取得し、10月から実物件での運用を開始した。設計・建築確認許可のスピードアップとコスト低減を図り、首都圏を中心とした都市部の中高層住宅市場における3・4階建て戸建住宅「BIENA」、賃貸住宅「BEREO」の競争力を高める。
構造や防火などの安全性について予め審査・認定を受ける「型式適合認定」を取得すれば、建築確認申請で「型式適合認定書」を添付することで、設計図書や構造計算書の一部が減り、審査が簡略化される。3~6か月要していた構造計算から建築確認許可までの期間を4~7週間に短縮することが可能。構造計算等に要するコストも1/2~1/5に低減できる。
「βシステム構法」は各階を貫く通し柱を設けず、柱位置を自由にできるため、各階の間取りを自由にでき、二世帯住宅や賃貸・店舗併用住宅に対応しやすいのが特長。
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