県民共済住宅(埼玉県熊谷市)は11月11日、同社が建築した木造戸建て住宅で筋かいの数の不足により壁量が建築基準法を満たしていない住宅があることが確認されたと発表した。CADの画面上に表示された計算結果を見逃す確認不足など、チェック体制が十分でなかったことが原因と分析し、顧客と県民への謝罪の意を示している。
同社は今後、今まで建築した木造戸建て住宅について、設計図書をもとに壁量の検証など必要な調査を実施する。検証の終了時期は、来年1月末日頃を見込む。検証の結果、壁量の不足が確認された住宅については、行政の指導のもと、顧客と相談の上で補修工事を行う。
また、建築士、弁護士からなる第三者委員会を設置して管理体制の検証などを行うことで、再発防止に取り組む。
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