資源エネルギー庁は11月10日、2014年度のエネルギー需給実績(速報)を取りまとめて発表した。最終エネルギー消費は前年度比2.7%減となり、震災後の省エネの進展等により4年連続で減少した。部門別に見ると、家庭部門が4.1%減で最も大きく減少した。
一次エネルギー国内供給は前年度比3.8%減。すべての原子力発電所が稼働停止したことにより燃料転換が進んだ。エネルギー源別のシェアでは、原子力の比率がゼロ、石油が1.4ポイント減となる一方、天然ガスが1.1ポイント増、再生可能エネルギー(未活用・水力含む)が0.6ポイント増となった。
エネルギー起源二酸化炭素排出量は前年度比3.6%減と5年振りの減少を記録。震災後の原発稼働停止等の影響により4年連続で増加してきたが、発電における石油からガス及び再エネへの燃料転換や、省エネの進展等により減少を記録した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。