桧家ホールディングス(本社:東京都千代田区)の桧家不動産は、同グループのリビングケア研究所との共同で、87000円から入居できる高齢者向け住宅「桧家リビング久喜(埼玉県久喜市)」を来年4月より開設する。敷金・礼金・入居一時金は不要。企画から建築、運営まで業務の全てを担う高齢者向け住宅は桧家グループでは初めて。
同住宅は、主に介護度1から介護度3の認定を受けている人が対象。実際には介護が必要にもかかわらず、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームでは費用が高額すぎて利用できない、あるいはサポートが過剰といった人に適した「自立支援型施設」となる。費用の例は、入居費72000円+生活支援費15000円=月額87000円、家賃・食費・光熱費込みなど。14戸ですべての部屋が5畳(約8㎡)の1R。
地域医療機関と看護師による24時間オンコール体制、スタッフが24時間常駐する。同一建物内に「居宅支援」・「訪問看護」・「訪問介護」の3つの事業所が併設されることで、各部門間での連携が円滑に取れ、在宅で介護を受ける場合に比べて、より最適なケアプランの作成と医療介護サービスの提供が可能という。
同グループでは、今後「桧家リビング久喜」を拠点とし、2018年までに半径5キロ圏内で同様に低価格の「医療対応型」や「生活機能向上型」など機能別施設を5店舗展開する計画で、多様な暮らし方の選択ができる地域の仕組みづくりを目指す。ワンストップで手掛けるメリットを生かし、バリアフリーや断熱性の高さを確保しながら、オーナーの投資資金の早期回収が可能なビジネスモデルとして積極的に展開し、エリア拡充していくとした。
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