積水化学工業(東京都港区)住宅カンパニーはこのほど、大容量太陽光発電システム(PV)・コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム「スマートハイム・ナビ」(HEMS)・定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket」を標準搭載した「スマートパワーステーション」に入居する166邸の電力量収支実邸調査を実施した。
その結果、昨年10月〜今年9月の期間で、対象邸の98%がゼロエネルギーを達成していたことが分かった。電力量収支は「スマートパワーステーション」全体の平均でマイナス4299kWh/年。年間光熱費収支は、大容量PVによる売電金額が34万4045円、買電金額が12万473円で、プラス22万3572円となった。
また今回の調査では、将来的に推定される蓄電池の利用方法であるグリーンモードの効果についても試算した。「スマートパワーステーション」で蓄電池のグリーンモード運転を実施した場合の自給率は、自宅で消費する電力量の約半分をPVの発電電力で自給できることが分かった。
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