環境省は、グリーン購入法の特定調達品目に、エコセメントなどの資材11品目と低品位建設発生土工法を追加する案をまとめた。パーティクルボード・木質系セメント板などのホルムアルデヒド基準見直しなども盛り込んでいる。1月19日までパブリックコメントを募集し、2月をめどに最終案を閣議決定、16年度から適用を開始する。
昨年、特定調達品目に追加する物品・役務について提案を募集したところ、約180件の応募があり、14年度からの継続検討提案約390件と合わせ、計約570件の提案を対象に提案者や業界団体からヒアリングを実施。これを基に、環境・国土交通・経済産業の3省が共同で検討し、今回の追加案をまとめた。追加案は以下の通り。
【資材】
▽地盤改良用製鋼スラグ▽エコセメント▽フライアッシュを用いた吹き付けコンクリート▽再生材料を用いた舗装用ブロック(焼成)▽再生材料を用いた防砂シート(吸出防止材)▽製材▽集成材▽合板▽単板積層材▽変圧器▽水洗式大便器
【工法】
▽ 低品位建設発生土再利用工法
【ホルムアルデヒド濃度】
パーティクルボード・木質系セメント板・繊維板については、ホルムアルデヒドの放散量平均値を従来の1平米あたり0.5mgから同0.3mgに引き下げた
■環境省 TEL:09-3581-3351
【詳しくはホームページ】
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。