オートデスク(東京都中央区)は、BIMアプリケーション「Revit2015」と日積サーベイ(大阪市)の建築数量積算・見積書作成システム「NCS/HE∧IO∑(ヘリオス)」の連携を強化する。RevitのBIMデータについてヘリオス次期バージョンでは、積算に必要な情報だけが選択されて取り込まれるようになる予定。ヘリオスの次期バーション(V11.0)は12月中旬に発売される。数量積算と見積もり作成にかかる時間が短縮され、業務効率の向上が期待できるもの。
Revitとヘリオスで行う建築物の数量積算と見積もり作成では、IFC方式と呼ばれる中間ファイルを介した方法で行われ、データの受け渡しに時間を要するケースがある。これに対して、次期バージョンとの組み合わせで行うと、積算に必要な情報だけが直接受け渡しされるため、これまでよりも短い時間で作業が完了する。日積サーベイが機能開発段階で行ったテストでは、10分の1まで時間が短縮できたケースもあったという。
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