防耐火関連の大臣認定の不正取得問題について、国土交通省が実施しているサンプル調査で、新たに3件(3社)の認定が性能を満たしていなかったことが6月27日までに判明した。
性能不足が判明した認定は、チューオーの防火構造(30分)の外壁(耐力壁、認定番号PC030BE−0663)、チヨダウーテの耐火構造(60分)の間仕切壁(非耐力壁、認定番号FP060NP−0024)、ウベボードの準耐火構造(60分)の外壁(非耐力壁、認定番号QF060NE−0011)。使用実績は、6月27日時点で、チューオーの認定が工場や倉庫などで246棟、チヨダウーテの認定が工場や共同住宅などで218棟、ウベボードの認定は0棟。 国土交通省は各社に対し、原因究明や再発防止策の検討と報告を指示し、同時にこれらの認定を取り消した。また、使用実績のある建物について、法適合性を確認した上で、不適合物件については改修などするよう指示した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。