政府は4月22日の閣議で、東日本大震災の復旧支援のための2011年度第1次補正予算案を閣議決定した。総額は4兆153億円。住宅関連では、応急仮設住宅の建設7万2000戸、民間賃貸住宅を活用した応急仮設住宅の設置1万4000戸などが盛り込まれている。
被災者向け住宅の供給では、厚生労働省関連予算で、災害救助法による応急仮設住宅として当初予算の予備費分と合わせて約10万戸(新規建設と賃貸住宅活用の合計)を供給する。国土交通省関連の予算では、1万戸の災害公営住宅などの供給支援や高齢者生活支援施設などの整備支援を行うほか、住宅金融支援機構による災害復興住宅融資(1万戸)や既往貸付者への返済期間の延長や金利引き下げなどを実施する。
また、中小企業などの事業再建、経営を支援するための融資のための予算として5100億円を計上した。
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