LIXIL(東京都千代田区)は9月10日、プロユーザー限定の会員制総合建材店「建デポ」を運営する建デポ事業部を分社化し、新会社「株式会社建デポ」(東京都千代田区)として10月1日からスタートすると発表した。
新会社はプライベート・エクイティ・ファンド運営会社のユニゾン・キャピタル(東京都千代田区)が出資し、議決権の過半数に当たる66%を保有する。代表取締役にはマッキンゼー・アンド・カンパニー出身で国内の企業経営に実績のある小森哲郎氏を招聘する。LIXILは新会社の株式34%(議決権ベース)を保有し「株主という立場から、建デポの更なる飛躍、事業拡大をサポートする」としている。
分社化する建デポ事業部は、「流通・ 小売り事業」の一つとして毎年業績も拡大、店舗利益も黒字化を達成している成長事業。リフォーム需要が高まる中で、さらなる成長が見込まれる将来性の高いビジネスモデルとして位置づけられている。
同社は今回の「建デポ」独立新会社化の決定について、「LIXILという企業の枠に留まらず、住宅・建設業界全体の飛躍、とりわけビルダーやリフォーム事業者と共に成長していく」ためのものとしている。
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