国土交通省は9月3日、今年11月を「建設業取引適正化推進月間」として、建設業の取引適正化に向けて集中的に法令遵守に関する活動を行うと発表した。期間中の取り組みとして(1)ポスターの配布・掲示等、(2)ホームページ等を通じた広報、(3)建設業者等を対象とした講習会等の開催、(4)立入検査等の実施、(5)中小企業庁等との連携、などを実施し、建設業取引の適正化を推進する。
(3)の「建設業者等を対象とした講習会等の開催」については、特に「建設業法令遵守ガイドライン」と「下請契約及び下請代金支払の適正化並びに施工管理の徹底等について」の重点的な周知を行う。
(4)の「立入検査等の実施」では、月間期間以外の立入検査に加え、各許可行政庁または各許可行政庁が連携し、極力、同月間内に立入検査等による指導を実施する。また、社会保険等の加入状況や安全衛生経費の負担状況の確認等もあわせて実施する。
(5)の「中小企業庁等との連携」では、中小企業庁・公正取引委員会主催の「下請取引適正化推進月間」事業との連携(講習会等の周知)を推進するほか、中小企業庁との合同立入検査による指導等を実施する。
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