松下電器産業は、発電効率が500W〜1kWの実用域で38%(LHV)以上、耐用年数10年以上を想定した4万時間の運転と起動停止4000回の耐久性を実現した家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを開発した。
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムは、一般的な家庭で運転する場合、発電出力500W〜1kWの間で使われることが多い。今回開発したシステムは、燃料処理技術やインバータ技術の改良などにより、この実用域の発電効率を高め、750W時で業界最高という39%を実現した。新システムを一般的な家庭に導入して運転した場合、一次エネルギーを導入前に比べ22%削減できるという。
2009年度一般発売に向けて、滋賀県草津市の工場内に生産設備を導入し、6月より生産を開始する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。