イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は8月26日、2016年度(2015年9月〜2016年8月)の事業戦略発表会において、事業形態を「マルチチャンネル・リテーラー」に拡大し、成長戦略を展開していく方針を発表した。今後の事業戦略の柱として、オンラインでのオーダーを視野に入れた新フォーマットの店舗を今年10月に熊本市でオープンするほか、東海地方初のイケアストアとなる愛知県長久手市の店舗を環境配慮型店舗として位置付ける。
熊本市の新フォーマット店舗は、従来のストアの10分の1のサイズ。あらかじめオーダーした商品を店舗で受け取ることができ、将来的にはオンラインでのオーダーも可能になる予定。福岡にあるIKEA福岡新宮のサテライトとしての位置づけとなる。
環境配慮型となる長久手の店舗は、1メガワット級の太陽光発電に加え、地中熱システムを採用し、店舗のエネルギー消費を最低30%以上削減することを目指す。緑豊かな長久手市の自然に溶け込めるよう、在来種を中心とした高木を他店舗の倍以上導入し、サステナブルなつくりにする。来年3月31日に土地取得を完了する予定。
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