政府の「復興構想会議」(議長・五百旗頭真・防衛大学校長)は4月14日、首相官邸で初会合を開いた。復興策の基本プランを検討していく。会議で菅直人首相は「ただ元に戻す復旧ではなく、創造的な復興案を示してほしい」と述べた
構想会議のメンバーは、被災した岩手、宮城、福島三県の知事のほか、識者15人。建築界からは、安藤忠雄氏が議長代理として入ったほか、大西隆・東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授、西郷真理子氏(都市計画家)らが入った。
第1回会合では、議論のたたき台として「震災復興税」の創設検討を明記した基本方針を示した。その後、政界・各界からのヒアリングを進め、専門部会で具体案を検討する。
6月をめどに緊急性の高い施策を盛り込んだ第一次提言を出し、年内にも全体像を示した答申をまとめる。
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