パナソニック(大阪府門真市)エコソリューションズ社は8月20日、同社が2005年11月から2007年11月までに製造したシステムファニチャー「キュビオス 浅型(2段)引出し」について、引き出し部のストッパー部品の点検と部品交換を無償実施すると発表した。引き出しを引いた際に、引き出し部が落下し、足を負傷する事故が発生したことを受けたもの。経済産業省によると、リコールの対象台数は3万5915台。
同社によると、事故発生後の調査により、ストッパー部品が、湿気により劣化し、引き出し時の衝撃で破損したことが原因である可能性が高いと判明。該当製品を使用中、もしくは、使用中の製品が該当製品かどうか不明の場合、「キュビオス市場対策室」への連絡とともに、異常が見られたときには引出しの使用を控えるよう呼びかけている。対象商品の詳細および同社の連絡先はこちら。
この件について経産省は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく「重大製品事故」として報告を受け、ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって製品起因か否かが特定できていない事故として6月26日に公表。事故の原因は現在調査中としている。
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