矢野経済研究所(東京都中野区)は8月20日、国内住宅リフォーム市場調査の結果を発表した。それによると、2014年の住宅リフォーム市場規模は前年比3.6%減の6兆6990億円だった。2015年は0.8%減の約6.6兆円でほぼ横ばいと予測。 住宅リフォーム市場の各分野が苦戦する中、「設備修繕・維持関連費」分野は底堅く推移するとの見方を示した。
2020年は、主要分野である「設備修繕・維持費」分野が住宅ストックや世帯数の増加に伴って増加することから2014年比約9%増の7.3兆円まで拡大すると予測。ただ、長期的には世帯数の減少が影響することから、2025年に7.4兆円、2030年に7.3兆円と縮小基調に転じる見通し。
同調査は今年5月~7月に実施。調査対象は、住宅リフォーム関連事業者等。調査方法は、同社専門研究員による直接面談および文献調査を併用した。
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