積水化学工業(東京都港区)住宅カンパニーは8月27日、電気自動車との電力系統の連係が可能な住宅商品「V to Heimシリーズ」で、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)との連係対応を開始する。住宅とPHEVの連系を実現したのは同社が初めて。雨天などで大容量太陽光発電システムが発電できない日が続く停電時にも、エンジンでの発電を組み合わせ、暮らしに必要な電力を最大10日分賄うことができる。
「V to Heimシリーズ」との連係では、これまで三菱自動車工業の「MiEVシリーズ(3車種)」と日産自動車の「リーフ」が対象となっていたが、このほど、三菱自動車工業「アウトランダーPHEV」との連系について安全評価や協議が終わり、系統連系が可能となった。
「アウトランダーPHEV」と連係した場合、一般住宅と比較して、光熱費と自動車燃料費を合わせて年間約63万円の家計支出削減効果が見込める。住宅と車が排出するCO2も大幅に削減。CO2排出量をゼロ以下(計算上)にすることも可能になる。
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