北九州市は8月3日、一定の要件を満たす「街なか」(JR及びモノレール駅がある11の拠点)民間賃貸住宅や空き家バンク登録住宅に転入する世帯に対し、家賃等の一部を助成する「住むなら北九州 子育て・転入応援事業」の申し込み受付を開始した。市内の既存住宅ストックの活用と、子育て世帯や新婚世帯など若い世代の人口増加や企業移転などに伴い従業者の移住を促進することがねらい。補助予算額は2500万円。
助成の対象者は、世帯主(申請者)が39歳以下で市外に1年以上居住し、かつ世帯人員が2人以上の世帯で、(1)新婚世帯(結婚1年以内、又は3ヶ月以内に結婚予定)、(2)多子世帯(子ども2人以上と同居)、(3)多世代同居又は近居(子どもがおり、親と同居又は近居)、(4)企業移転などに伴い転入する従業者、のいずれかに該当する世帯。
助成対象の住宅は、「街なか」の民間賃貸住宅(「街なか」に所在する中古の賃貸住宅)、特定優良賃貸住宅(特定優良賃貸住宅の認定を受けたもので家賃補助が終了したもの)、空き家バンク登録住宅(北九州市空き家バンク要綱に則って媒介契約を締結したもの)。
補助額は、賃借の場合が家賃2ヶ月相当分(20万円を上限とする)。購入の場合(空き家バンク登録住宅のみ)は、世帯人員1人当たり15万円(50万円を上限とする)。新婚世帯や多子世帯(子どもが3人以上)の場合は、上記に加えて最大10万円の割り増しがある。
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