LIXIL(東京都千代田区)は7月31日、同社が提案した「ケニア共和国の都市部における水資源確保と水環境改善のための“超節水型トイレシステム”普及促進事業」が、独立行政法人国際協力機構(JICA)が公募した「第4回 開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に採択されたと発表した。昨年採択されて現在進行中の “循環型無水トイレシステム”普及プロジェクトとともに、ケニアの水環境改善、節水への取り組みに協力する。
同社は、ケニアで流通しているトイレのほとんどが大量の洗浄水を必要とする旧式トイレであることから、日本製の超節水型トイレシステム(マイクロフラッシュトイレシステム)による開発効果を検証し、広く普及させるために同プロジェクトを提案した。
超節水型トイレシステムの普及により、急速に人口が増加する都市部での水資源・都市環境問題改善につなげる。また、洗浄水の減量に伴い、水道代を抑えるとともに、腐敗槽(セプティックタンク)の汚泥引き抜き頻度が減ることでメンテナンスコストの軽減も期待できる。
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