リビタ(東京都渋谷区)は7月29日、全国各地の老朽化したオフィスビルなど遊休不動産をリノベーション(用途変更を伴う)し、宿泊施設、飲食店、シェアスペース、店舗などで構成する「シェア型複合ホテル」へと再生、企画・プロデュースから運営事業までを手がける新規事業の始動を発表した。
新事業のコンセプトは「日本の未来が宿る場。をつくる」。これまでの事業で培ったリノベーションのノウハウ、シェアの概念、コミュニティ醸成の企画力や運営ノウハウを活かし、従来の宿泊施設にはなかった新しいツーリズムやライフスタイルを生み出しシェアするプラットフォームを提供する。また、ビジネスホテル、旅館、ゲストハウスなど従来施設のあり方を踏まえた上で、地域をリアルに体感したいというニーズに応える場所を作る。
初プロジェクトとして、石川県金沢市内に2棟のオフィスの空ビルを取得し、2016年春から夏にかけて開業する。計画段階から地域に根差したプレイヤーの参画を募り、協働するかたちでプロジェクトを実現する。
今後、三大都市圏のエリアを含めながら、京都、函館、岡山など、全国の地方都市にて積極的に検討を進め、年間2〜3棟を目途に事業化を目指す。
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