細田工務店(東京都杉並区)は、首都圏の工務店やプレカットメーカー、ハウスメーカーを対象に、木造住宅の構造躯体工事を請け負う新事業を開始。7月から本格受注をスタートした。労務不足や工期遅れなどの問題を抱える事業者の労務確保+工期短縮に役立ててほしいとする。
同社ではかねてから独自の施工ノウハウを活用した「上棟工事専属チーム」を組織化。工程ごとにベテラン大工と若手の研修生で構成し、新規採用する若手職人の育成を同時に行うことで、職人の高齢化や後継者不在による労務不足の解消と技術継承の両立をはかってきた。
新事業は、これまでの1棟単位での請負とは異なり、木造軸組工法と2x4工法での上棟・フレーミング工事が中心。付帯する基礎・屋根・造作といった一連の工事についても担う。
対象は、東京、神奈川、千葉および埼玉・茨城の一部市区町の工務店、プレカットメーカー、ハウスメーカー。初年度の受注目標は50棟、次年度は上棟工事専属チームの強化により150棟を掲げる。
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