環境省は、被災地でのがれき撤去や改修工事などの作業で、アスベストを含む粉じんなどのばく露の危険性があることから、自治体などに対して、被災住民へのアスベスト対策に関する正しい知識・情報の提供や、マスク配布への協力を要請した。
粉じんなどに含まれるアスベストについては、阪神淡路大震災の際にも問題になっている。
環境省では、震災対応特設ページに、アスベスト対策に関する情報ページへのリンクを設置。さらに、自治体に対してホームページや印刷物での配布や掲示など、住民への紹介を要請している。
マスクの配布については、(社)日本保安用品協会を通じて、スリーエムヘルスケアから1万枚、ミドリ安全から2万枚、山本光学から2400枚の無償提供の申し出があった。これを自治体と連携して4月中旬以降に配布する予定。避難所の被災者数などに応じて配分する。
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