白神山地の麓に位置する秋田県藤里町は7月24日、長く愛されながらも約2年前に閉店した「旧かもや食堂」を新たなコミュニティの交流拠点として再生する事業「かもや堂リノベーションコンペ」の公募を開始した。同事業を通じて、リノベーション後の「かもや堂」が、若者にとって「人とつながる面白さ」を感じ、「語り、考え、動く」を形にできる場になること、そして何度も通いたくなった食堂のように懐かしさと新しい価値観が交差する「まちあかり」スペースとなることを目指す。
コンペの応募資格は、実設計を元に施工会社、リノベーション実行委員、藤里町と調整し竣工まで責任をもって実施することができる建築家または建築家を含むグループ。一次審査を通過した場合、10月24日の最終審査会の公開プレゼンテーションに参加できる事。
審査員は、建築家の竹内昌義氏(東北芸術工科大学教授)、ヨコミゾマコト氏(東京藝術大学美術学部建築科教授)、アーツ千代田3331の統括ディレクターである中村政人氏(東京藝術大学准教授)などが務める。
コンペの優秀者には、最優秀賞(1点)に実設計費100万円(実施設計と工事監理業務を含む)、優秀賞(1点)に10万円(副賞として特産品)、佳作(3点)に特産品が贈られる。
コンペの登録期間は8月18日~9月15日。応募締切は9月22日。詳細はこちら。
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