永大産業は、性能的に構造用合板と同等以上の構造用パ―ティクルボードの開発に成功、今月から「ルーフベーシック」の商品名で、本格的に市場への供給を開始する。まず、西日本エリアをターゲットに、野地板としての拡販を目指す。
新商品「ルーフベーシック」は、強風や地震に対して優れた屋根構造とするため、釘の保持力(釘引き抜き、側面抵抗、釘頭貫通)を高めた。また耐水性と滑落防止のための摩擦抵抗力は、合板と同等(OSB以上)の性能を確保した。
曲げ強度(たわみ)に関しては、構造用合板やOSBに若干劣るものの、すでに市販されている構造用パーティクルボードと比較して、同等以上の性能をもつという。
同社では今後、「ベーシック」シリーズとして、耐力壁や床下地材の商品化も視野に入れて開発を進めていく。
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