不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は7月9日、5年以内に首都圏(1都3県)の自宅を「売却した人」295名と、中古住宅を「購入した人」386名を対象に、売却・購入時における“売り手” と“買い手”の気持ちに関する調査の結果を発表した。
中古住宅購入者への調査では、「住宅購入時に、新築を買うかどうか迷いましたか?」という問いについて、「はい」が35.8%だったのに対し、「いいえ」は54.1%と半数を超えた。中古物件を買おうと思った理由では、「立地が良かったから」(34.7%)、「新築よりも安かったから」(29.3%)、「リフォームすれば良いと思ったから」(11.1%)が上位に入った。今の自宅は「良い買い物だった」と思っている人は69.7%だった。
住宅売却者への調査では、「住宅購入時から将来自宅を売却することを予定していましたか?」という問いに対し、「はい」が22.0%、「いいえ」が52.5%だった。自宅を売却した理由は、「もっと良い住宅へ住み替えしたかったら」、「もっと良い場所へ住み替えしたかったら」が合わせて6割超。続いて「家族が減って広い家が必要なくなったから」、「収入が減ったから」「親または子供と同居するため」といった理由が見られた。売却価格に満足している人は37.6%だった。
同調査の実施期間は今年6月12日〜6月15日。調査方法はインターネットリサーチによった。住宅売却者の内訳は、マンションが62.4%、一戸建てが37.6%、中古住宅購入者の内訳は、マンションが67.6%、一戸建てが32.4%だった。
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