東京都は7月1日、省エネルギーのさらなる進展、再生可能エネルギーの利用拡大に向けて、住宅の省エネリフォームと太陽エネルギー利用機器導入に対する補助(既存住宅における再エネ・省エネ促進事業)を開始した。
「断熱性能の高い高性能建材を活用した省エネリフォーム」と「太陽エネルギー利用機器の設置」を併せて行うことが補助要件。また、国の補助(既築住宅・建築物における高性能建材導入促進事業)を受けて省エネリフォームを実施すること、補助対象の住宅にHEMS等を導入することも要件となっている。
「高性能建材を活用した省エネリフォーム」では、リフォームに要する費用の6分の1(上限75万円)を補助する。国の補助と合算して費用の2分の1が補助される。
「太陽エネルギー利用機器の設置」では、太陽光発電システムに対して太陽電池の出力1キロワットあたり2万円(上限19.9万円)、太陽熱利用システムに対して集熱器の面積1m2あたり7万円(上限50万円)を補助する。太陽光発電と太陽熱利用のいずれか1つまたは両方の設置が可能。
補助対象は、補助対象機器等を設置する戸建て住宅または集合住宅の所有者、管理組合等。申請期間は今年7月1日~2017年3月31日。
同事業についての説明会が都内で開催される。第1回は7月24日の15時45分~16時45分、場所はハロー貸会議室新宿(新宿区)。同会場では13時30分〜15時30分まで「エネルギーソリューションセミナー」が併せて開催される。第2回は8月4日の15時~16時、場所は東京都環境公社本社会議室(墨田区)で開催予定。
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