国土交通省が6月30日発表した5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比で5.8%増の7万1720戸だった。分譲住宅が好調だった。季節調整後の年率換算値では前月比0.2%減の91.1万戸だった。
持家(注文住宅)は前年同月比では1.1%増で16カ月ぶりにプラスとなったが、季節調整後の年率換算値は27.8万戸で前月から4.8%減少した。年率27万戸台は2014年12月以来5カ月ぶり。
分譲住宅はマンションが前年同月比54.9%増の大幅増となり、全体の数字をけん引した。一方、分譲戸建てだけを見ると、前年同月比8.8%減の9148戸と低調なままだ。