東急不動産(東京都渋谷区)は7月1日、シニア向けワンストップ型生活サービスを提供する「ホームクレール事業」を立ち上げ、その第1号拠点として東京都世田谷区に「ホームクレール用賀」を同日オープンした。大手デベロッパーとしては初めての取り組み。同社が過去10年以上にわたり取り組んできたシニア向け住宅「グランクレール」をはじめ、グループとして蓄積した知見を組み合わせて展開する。
「ホームクレール」は、「自宅に住み続けたい」と考えるアクティブなシニアを対象とする会員制の有料サービス。拠点施設を訪れる会員に対して、日常の些細な心配事から相談できる窓口サービス「生活コンシェルジュ」をはじめ、食事、フィットネスクラス、カルチャークラスなど「楽しみ」を創出するサービス(「たのしみクレール」)、健康アドバイスサービス、お手伝いサポート、緊急対応サービス、急病入院時サポートなど「安心」に繋がるサービス(「あんしんクレール」)を提供する。
サービスプランは、「お気軽プラン」(980円/月額・税抜)、「安心プラン」(2980円/同)、「充実プラン」(5980円/同)の3つ。
第1号拠点として展開する「ホームクレール用賀」は、東急田園都市線用賀駅から徒歩1分の立地にあり、地上2階、地下1階の3フロアからなる。1階は会員以外の一般客も利用できるカフェエリア、2階はフィットネスフロア、地下1階はカルチャークラスなどを実施するイベントフロアとなっている。
今後の拠点展開は、第1号拠点での実証を経て、新設されるシニア住宅との併設を計画している。
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